11/21 土

今日の夜デリーを出発してバラナシへ行く。旅の極意は「気に入った所でのんびりすればいい」と教えてもらった。宿の屋上でのんびりしていると、斜森さんとしんやさんが談笑していたので混ざってみる。斜森さんはデリーについた初日に犬に噛まれて近くの病院でワクチンを打って安静にしている。しんやさんはベリーダンスの衣装専門店をやっていて、インドは仕事で来ているようでした。宿でビールもうっていたので、話が盛り上がりお酒も進んだ。何で一人旅をしているのか、仕事のはなしとか、初対面だけど(だから)自分のことをたくさん話す、インドで日本人に会えるとなにかホッとできる感じがある。ギターを引いて3人で気持ちよく歌っていると、隣の建物のインド人も集まってくる、同じ宿の女の子もオカリナをもってきてみんなで演奏会になった。あーお酒と音楽って最高だ。でもインドはどうどうとお酒も飲めないし、大変だ。とも思う。宿を出発する時にはみんなが見送ってくれて、なんだか旅を実感した。酔っぱらっていたので、うざいインド人に睨みをきかせ、どなってはじき返すとなんと気持ちのよい事か。夜行列車に乗り込み、自分のシートに行くと、もうインド人が座っている。「僕の席」と言うとどいてくれたが、あきらかに人が多い。全部で6人のはずなんだけど10人くらいいる。インドは電車の中にも物乞いはやってくる。僕はお金がないので、食べていたお菓子をあげると「NO」と言われ捨てられた(あれー)。隣に座っていた家族がそれを見て爆笑していた、ぼくの事を気に入ってくれたのか電車の中で手料理をごちそうしてくれる。おいしいや、辛いをボディーランゲージや下手な英語で会話をしていると。お前最高だ!みたいな雰囲気になって、今日はここで寝ろ!と言われた。(いや、俺の席なんだけど、と思いながら)せまいシートを横になると、おっさんも僕の横で一緒に寝るではないか!!狭い、ん?お母さんや子供はどこに寝るんだ?と思うと、床に布団を敷いてねているではないか。子供はとなりの欧米人と一緒に寝ている。心の中で様々な突っ込みを入れながら親父の足を枕にねむりに着いた。チケット予約に何の意味があったんだろう。。