12/04 日

僕は今まで色々な人と出会って繋がってそんな楽しさに飲み込まれ、自分の作り出すものを疎かにしていた様でした。自分の作品は「人と繋がるための道具」そんな認識だったのかも知れません。何かに影響を受けてもの作りを始めた理由ではなく、0から自分の世界を作る事が出来た僕は作る事が楽しくてしょうがなかった。だから今まで作って来れたんだと思います。でも、だから粗末に出来ちゃうんでしょうね、考えずに湧き出てくるものだから、楽しい所にいけた。次。みたいな。本当の意味で自分が好きなアーティストとかいなかったし、とにかく自分の世界が1番でした。繋がるために好きになる、というか、そんな感じでした。今何故こんな事を思うのかと言うと、単純に飽きたんでしょうね(笑)そういう上辺のものに、本当は自分そのものを理解して欲しいのに、絵っていうものがないと自分が出せない、人見知りしてしまう、甘えちゃうんです。これは東京で1人になったから考えたことなのか、年齢なのかよくわからないけれど、よかったと思います。今初めて人間性を抜いて、作品だけを見て、自分は何が好きなのか、何にグッとするのか、探しています。こういう感覚は初めてで、なんか、ドキドキしています。皆は「自分の好きなものくらいわかるでしょw」というかもしれませんが、僕はそこがスッポリ抜けていました。繋がる楽しみは、もの作りの楽しさ、人である楽しみなのかもしれません。でも、ものを作るってそんな事ではよくないと思います。そんなんで作っちゃいけないと思います、自分が大事にできないものを他人が大事にできるはずがない。人の心には残らない。動かせない。それって結局繋がってないんじゃないかと思います。